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燻蒸不要の木材「LVL材」の販売







燻蒸処理とは?

燻蒸処理とは、主に害虫駆除や防カビ・殺菌の目的で熱処理や薬剤処理を行います。
木材の場合は熱処理をするのが一般的です。

木材の中には虫や虫の幼虫、卵などが紛れていることがあり、これが他所の国に入って増える事で生態系などに問題を起こすことなどから、それらを防ぐ為に行われます。

これらは世界共通の基準で定められており、米国、EU、カナダ等、世界80国以上でISPM No.15に即した消毒、表示などを行う事を要求しています。






燻蒸には費用も、業者を探す手間も

当然、木材を燻蒸処理して使用すれば問題は解決なのですが、 では、実際に燻蒸処理をどこにお願いしたらいいのかお分かりになりますでしょうか?

梱包会社によって燻蒸処理を行う設備を持っているところはけっして多くはありません。

さらに燻蒸にはそれなりの費用と手間もかかるのが現状です。







LVL木材とは?

LVL材はLaminated Veneer Lumberの略称となります。
LVL材は単板積層材といい、薄くカットした単板を何層にも接着して角材にしたものです。
また、LVL木材は加工木材の為、燻蒸処理の必要がありません。

燻蒸木材とLVL木材の違いとしては、燻蒸木材は木材を消毒処理、熱処理等をして疫害虫を死滅させて輸出用に使用できるようにしたものです。




LVLの製造方法

LVL材は原木を左の写真のように一定の薄さ保ちながら、大根のかつら剥きのようにシート状に成型していきます。

成形されたシート状の木材を上記のイラストのように、定尺のサイズで何層にも接着して加工し、新たな木材として作られたものが「LVL材」となります。



LVL材の強度はどれ位?

LVL材は単相版を積層にして接着するという製造方法の特性上、積層に沿った力には弱く、積層を貫く方向には強いという特性がありますので、使用する部材の場所によっては向きを考える必要はあるかと思います。

ただ、層に沿った側に釘や木ねじを打ちたい場合、端を木ねじ等で固定すればはがれることがなくなりますので強度は大きく向上します。








現在、輸出をする時に使う梱包用木材は、世界的に定められた『ISPM NO.15』に即した燻蒸処理が必要となります。
さらに、燻蒸用木材は登録されている梱包業者(※IPPCマークを所有している)しか使用することが出来ませんので市場に出回ることはまずありません。

また、加工工程における管理の難しさと責任を伴う木材の販売体制により、燻蒸された木材は木材のみでの販売は実質行われることはありません。
(※加工された部材での販売は別です)








前述したとおり、海外へ製品を梱包箱などに入れて発送する場合、使用する木材を燻蒸処理する必要がございます。
しかし、LVL材なら燻蒸処理を行う必要がなく、どなた様でもご使用いただけます。
燻蒸不要木材だけあれば、箱は作れるという方にお勧めです。

弊社でも以下のように、お客様の製品を梱包する際に、梱包箱、ダンネージ、ショアリングの際にLVLを使用しています。









LVL材の元の寸法は以下の3種類となります。
以下の寸法のLVL材をお客様のご要望のサイズでカットし、お届け致します。
全て1本(もしくは1枚)からご購入頂けます。












弊社(ハリマ梱包株式会社)は創業以来70年以上にわたり、電子・産業用機械、各種部品など機械と呼ばれる全ての製品、美術品や看板などの海外輸出の際や国内での梱包など、様々な木材梱包を行ってまいりました。
弊社が今回LVL木材を販売しようと思ったのは、ご相談いただく企業様から

そのようなお声を頻繁に頂くことから、それならば必要な寸法にカットして届けてあげようと思ったことがきっかけです。

 




梱包ネット

海外への輸出から国内の梱包まで。
精密機械などを破損しないように木材でしっかり梱包。



プラダンネット

プラスチック段ボールの通い箱。
定型サイズから自由設計まで、トータルコスト削減のご提案。



プラダンシート館

各種プラダンシート(プラスチック段ボールのシート)を取り揃え、養生、パネル、緩衝材などのご提案。



ベンリーナコンポーナ

規格サイズの規格箱を24時間で出荷致します!
規格サイズだから圧倒的低コストを実現






弊社ではLVL材を在庫しておりますので、加工数量1単位から販売を行っております。

例えば、1000×70×20mmで1本だけのご購入をご希望という場合も問題なくご購入は可能です。
寸法や数量などお客様のご要望に応じてカット致しますので、お気軽にお問い合わせ(無料)下さい。

また、違う用途で使いたいため、細かくカットしたい等のご要望がございましたら、まずはご相談ください。可能な限りご対応させて頂きます。












当Q&Aの事柄に関してはあくまでも弊社でLVL材を購入していただいた、もしくは弊社とのお取引をした場合を前提としたQ&A集となります。

弊社以外でご購入いただいた場合、一般的なお話、ご自身で調達された木材については弊社で責任を追うことは出来ず、弊社でサポートすることは出来ませんのでご了承ください。

以下のご質問はよく頂く一般的なQ&Aとなります。
より細かく詳しい内容のQ&Aはこちらでご覧いただけます。

ピンポイントで回答「ピンポイントQ&A」はこちら


輸出梱包する際、燻蒸材を使用しなければ輸出できないというのは本当ですか?

本当です。
輸出する際の木材に関しては消毒済みの木材か合板、パーティクルボード等の加工木材で木箱を作成する必要があります。
輸出用の木箱を作成する際はどちらの材料での作成となります。


燻蒸木材が欲しいのですが販売は可能ですか?

燻蒸木材の販売は出来かねますので、LVL材をお買い求めください。

理由としては、燻蒸材の取り扱いは「登録された業者が登録された事業所にて適正な管理のもと消毒木材の加工を行う」ことが適用条件となるほか、加工後の部材、木箱にはIPPCマークのスタンプを押すことが義務付けられています。

万が一、木材として販売し、それをお客様がカットして使用する等、加工してしまいますと上記前提の遵守がされていないことになります。

また、お客様のほうで通常の木材と混合してしまいわからなくなってしまった等がありますと輸出上大きな問題となります。

上記理由から弊社も含め燻蒸木材のみの一般販売は行うことは出来ませんので、輸出用木材の使用をご希望の場合はLVL材をご購入ください。


LVL材で燻蒸木材の代用は可能ですか?

LVL材も燻蒸材も輸出梱包用に処理された木材となりますので、今まで燻蒸材を利用していたけれど、LVL材に変えたいというお客様も多くおり、特に問題なく代替は可能です。


厚みと幅をカットして購入したいのですが可能ですか?

厚みと幅につきましては弊社で在庫している材については85×85mm、70×20mm、9mm板となります。
この厚みと幅は定尺のままでの販売となりますので、例えば幅40mm×厚み40mm、85×20mm等の材料が欲しいということでもお受けすることは出来ませんのでご了承ください。


LVL材にIPPCマークは押印されますか?

現在ではLVL材は輸出通関上一般的になっているためあまり問題になることはありません。
ただ、一部現物、通関上不慣れな場面があり心配だというお客様には、弊社でLVL材もしくは木箱をご購入いただきいた場合、ご希望のお客様に「非木材声明文」という書面を差し上げております。

こちらはLVL材における消毒証明書を同じ効果を持つ書類となりますのでご安心ください。
弊社では声明文も含め輸出の際、LVL材を使用してのトラブルは一度もございませんので安心してご利用いただけます。



より細かく詳しい内容のQ&Aはこちらでご覧いただけます。

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