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物流ウィークリー 2008年10月13日号

梱包 メディア掲載

「梱包」の新たな形提案 ―ユーザーが組み立て・ハリマ梱包


ハリマ梱包(杉浦秀樹社長、神奈川県相模原市)は創業から五十五年にわたって、木材による梱包業務を行ってきた老舗企業だ。
同社は従来の梱包業務を大切にしつつも、時代のニーズに合うような新たなサービスの開発にも力を入れている。


「セルフ梱包」は、梱包物の形状や寸法に合わせて同社が木箱を作成し、ユーザーへ送付。ユーザー自ら梱包作業を行うことで、梱包作業費や荷物の持ち込み・引き取りにかかる費用を削減するというもの。
組み立て方を詳しく記載した手順書も添付することで、ほとんどのケースを作業者一人、三十分程度で組み立てることができる。


状況に合った方法提案する


杉浦社長は、「従来のように梱包業務をお任せいただく場合、(荷物の)引き取り業務が発生するが、一立方メートル以下、百〜二百キログラムぐらいのものだと積載効率が非常に悪い」とした上で、同サービスを活用すれば、このコストを大幅に削減できると説明。
「荷物によるが、従来の半額程度に抑えられるケースもある」。もちろん、荷物のボリュームが多い場合は同社に業務を委託した方がスケールメリットを得られるが、「一か月に数個など、個数があまり出ない場合には『セルフ梱包』をお勧めしている」という。


梱包物の形状や寸法、送り先などに合わせて、同社が一つずつ手作りで木箱を作成する。一個から注文可能で、発注から最短三日で届けられる。
今年初頭から本格展開を始めた同サービスだが、精密機器や機械部品、美術品などを中心に、依頼数は順調に増加。同社長は「『自社で梱包ができる』ということは、物流事業者にとっては荷主へのアピールにつながる。顧客囲い込みツールとして使っていただきたい」とも話している。


また、九月に開催された国際物流総合展合わせて、新サービス「レンタル梱包」をリリース。
ユーザーは、梱包箱を使い終わったら同社に返却。これにより、梱包物の保管・廃棄にかかる手間やコストを削減するというサービスだ。
いまのところ、八百ミリメートル×八百ミリメートル×八百ミリメートルのワンサイズだけだが、「ニーズを見ながらバリエーションを考えていく」としている。


「セルフ梱包」「レンタル梱包」のいずれも、「お客さまからお聞きした不満をもとに、『では、どのような提案をすれば喜んでこらえるのか』という考えから生まれたもの」。
非効率・コスト負担・廃棄物の発生などの課題をクリアすることで、顧客に受け入れられるサービスを実現している。


ネット活用で商圏を広げる


また、インターネットの活用にも積極的で、専用サイト「梱包ネット」を運営し「いまでは全国から発注をいただいている。(ネットを活用することで)確実に商圏が広がった」。見積り依頼などはネット上からも行うことができる。


2008年10月13日(月) 物流ウィークリーより

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